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2011年4月 1日 (金)

星子さんアンタはホントに美しい

今週はずーっと天気が良かったので、夜な夜な星子さんに一人で会いに行きました。あまりの美しさにすっかりとりこになってしまいました。

【3月28日(月)】

先週の23日、未だかって見たことのない水星が「東方最大離角」だったということで、まだ見られるかもわからない、とあわてて五老岳山頂へ駆けつけました。

Img_9720日の入には間に合いました。

Img_9722こんなきれいな夕日を見たのは久しぶりです。よく見ると山の稜線にはまだ雪が残っています。

Img_9734で、お目当ての水星ですが、全く見えませんでした。計算上はこの写真のどこかに写っているはずなのですが、明るすぎて見えなかったのかもわかりません。

【3月31日(木)】

今日もいい天気。五老岳は舞鶴の「光害」の影響が強く、天体写真を撮ると空が白くなるので、舞鶴の北部、空山へ行きました。

まず、本格撮影の前にオルゴール赤道儀「MusicBox EQ」の性能を試してみましょう。この日は北極星がはっきり見たので、極軸をしっかりと合わせます。今までは焦点距離が50mmのレンズを短時間露出で撮影していましたが、望遠ズームレンズを250mmで使い、性能の限界以上で撮影してみました。

Img_9798 舞鶴市空山、Canon EOS kiss X3、Canon EFS 55-250mm(250mm)、ISO 6400、f5.6、60秒露出、トリミング無し、赤道儀無し

おなじみのオリオン座大星雲(M42)。上の写真は赤道儀無しで撮影したものです。地球の自転の影響で星が流れています。

Img_9799 この写真は同じ条件で、赤道儀を使ったものです。焦点距離250mmで撮影しているのに、星がぴたっと静止しています。これは、なかなか優れものです。

そろそろ、オリオン座には飽きてきましたので、春になって北の空に輝いている北斗七星の近くの「ボーデの銀河」(M81)と「葉巻銀河」(M82)にチャレンジです。肉眼では見えないので、カメラをその方向に向けて写してみました。

Img_9796舞鶴市空山、20:30、Canon EOS kiss X3、Canon EFS 55-250mm(135mm)、ISO 6400、f5.0、90秒露出、トリミング無し、赤道儀 MusicBox EQ

このあたりは肉眼では見える星は無かったのですが、写真で撮るとこのように星がぎっしりと詰まっています。この写真の中央右寄りに銀河らしきものが写っています。

Img_97962 それの拡大です。たぶん上が「ボーデの銀河」(M81)、下が「葉巻銀河」(M82)だと思います。写真をクリックして拡大すると、下の銀河は葉巻のような形をしているのが、なんとなくわかると思います。どちらも1200万年前の光とはオドロキです。

Hokuto_2 舞鶴市空山、21:08、Canon EOS kiss X3、Canon EF 50mm、ISO 6400、f1.8、30秒露出、トリミング無し、赤道儀 MusicBox EQ

更に北斗七星のひしゃくの部分。肉眼では全く見えない小さな星で埋め尽くされています。ここにも銀河が写っているはずなのですが・・・星を結ぶ線は後から描いたものですが、左の薄い線は人工衛星の航跡です。

Img_9813 舞鶴市空山、21:13、Canon EOS kiss X3、Canon EF 50mm、ISO 6400、f1.8、30秒露出、トリミング無し、赤道儀 MusicBox EQ

これは北斗七星付近のどこかわからない場所。とにかくたくさんの星です。写真をクリックして拡大して見ると、まるで宇宙旅行をしてるみたいですよ。

これらの星は肉眼で見えず、撮ってみて初めてこんなに星があるのがわかった次第です。北斗七星付近は天の川ではないのにこんなにたくさんの星があるとは。夏の天の川が楽しみです。

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コメント

五老岳からの夕日が沈む風景
幻想的ですね
稜線の一角に雪が残っているのがそういえば見えるような。。。素敵ですね
 赤道儀は本当に優れ物
地球の自転しているを忘れさせてくれています
きっとレンズから夜空を眺めていたくわさんは
夜空に吸い込まれる錯覚に陥った事でしょうね

>カンコさん

実はカメラのレンズでは星はほとんど見えませんでした。「たぶんここだろう」と適当にカメラを向けて写したら写っていたという具合です。
目標にピンポイントで向けるにはやはり望遠鏡が必要のようです。
そうなると、財務大臣の承認を得るのがちょっと難しそうです。

けど、真っ暗な空に輝く星はホントきれいでした。

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