春の味「いさざ」ぴちぴち踊り食い
舞鶴の冬の味覚はもちろん「カニ」ですが、春になると「いさざ」という小魚が地元の人の味覚になっているようです。
去年、舞鶴に越してきたとき、伊佐津川の橋の下にビニールシートで囲った場所で焚き火をしている人がいたので、「ここでもホームレスの人がいるのか、寒いやろな」、くらいにしか思っていませんでした。そのうちビニールシートは撤去され、「暖かくなったのでどっかへ移動したのかな」と思っていました。
春になり、いさざ漁が始まったとの話を聞きました。スーパーでも販売を始めていました。
いさざとはどんな魚かなと思い、舞鶴のかまぼこの嶋七さんのホームページをみると、去年ホームレスの住居だと思っていたところがなんといさざ漁の漁場になっているとのこと。また、そこで直接買えるとのことで、今日、春の味覚を求めて行ってきました。
値段を聞くと一合1,000円。一合とはあの一合枡に一杯の分量とのことです。値段は時価で、漁が多いときは安くなるそうです。
「一合くださ~い」と言うと、おじさんが生け簀からザルに移しかえてくれます。
家に帰り、さて、どのように食べようか。ポン酢で「踊り食い」がいいとの話があったので実践してみました。
ポン酢につけて踊り食い。はねているので箸でなかなかつかめません。かなり残酷。
買ったときに漁師さんから聞いた食べ方、玉子あえ。玉子のネバネバでいさざが器から飛び出さない。
残った分はおすましにしました。これがだしが効いていてなかなか絶品でした。
お値段はちょっと高いですが、季節ものとしてはお勧めです。
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前の会社で定期的に舞鶴の宿泊の出張があったのですが

春になるといさざの踊り食い 喉に通る食感たまらない~
卵あえ 澄まし汁
それで御酒を飲むと最高
お話だけはいっぱいいっぱい聞かせて貰って 頭で想像していました
それが今回 目で知ることが出来ました
今度は食感でいさざなるものを知りたいと思います
投稿: カンコ | 2011年4月 4日 (月) 12時06分
>カンコさん
買ったとき、漁師さんから「丸呑みしたらおいしくない」と聞いたので、ピチピチしているやつを、一気に「カミ」と噛みました。イカの刺身みたいな食感でした。
ただ、口に入れる前に、いさざのかわいいお目メと目が会うとちょっと躊躇します。
ビニール袋に入れていても、長生きできないようですので、ぜひ舞鶴で食べてみてください。
投稿: くわ | 2011年4月 4日 (月) 21時14分
コメントが遅くなり申し訳ありません。
4月4日から仕事に復帰したのですが、一日仕事を終えると目が大変疲れていて
とてもPCを見る事が出来ず今日やっとコメントしています。
私は”いさざ”って名前の魚がある事すら知りませんでした。
琵琶湖でとれる氷魚に似た魚でしょうか?
魚をとる仕掛けが琵琶湖の”えり”と似た感じですね。
生きている魚を食べる踊り食いはちょっと勇気がいるような・・・。
新鮮な魚が食べられるくわさんがうらやましいです。
投稿: おーぴー | 2011年4月 9日 (土) 11時24分
>おーぴーさん
いえいえ、何ヶ月前の記事でもコメントOKです。
わたしも舞鶴に住むまで「いさざ」という魚、知りませんでした。
何にたとえたらいいのか、ちょっと思いつきませんが、高知の「どろめ」に似ています。(余計わからんか)
投稿: くわ | 2011年4月 9日 (土) 16時47分