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2011年4月 7日 (木)

北斗星系外銀河を探検す

【4月5日(火)】

今週もいい天気でした。4月5日(火)は全国的に高気圧に覆われ、舞鶴も快晴でした。オマケに、先週より空気が澄んでいます。月も新月を過ぎた直後で、これはもう星子さんに会いに行かなければなりません。で、またまた舞鶴の北、空山へ出かけました。

先週は北斗七星のボーデの銀河(M81)、葉巻銀河(M82)を見ましたので、今週も北斗七星付近を探検します。

Img_99872_2 オルゴール赤道儀「MusicBox EQ」にカメラをセットし、まずは北の空に輝く北斗七星から北極星を探し、赤道儀の極軸を合わせます。

Img_9980_2 北斗七星の柄の辺りにあるM51「子持ち銀河」とM101を探します。柄を伸ばした東の方にはうしかい座の「アルクトゥルス」が輝いています。

Img_99562_m51

北斗七星の柄の先端のη星から右上にM51(子持ち銀河)がボヤーっと写っていました。よく見ると親銀河のうず、子銀河もわかります。
20:26、Canon EOS kiss X3、Canon EFS 55-250mm(135mm)、ISO 3200、f5.0、120秒露出、トリミング、赤道儀 MusicBox EQ

Img_9963_m101

η星の左下にはM101(回転花火銀河)がぼんやりと見えます。
20:45、Canon EOS kiss X3、Canon EFS 55-250mm(131mm)、ISO 3200、f5.0、120秒露出、トリミング、赤道儀 MusicBox EQ

Img_99642m101 M101の拡大。なんとなく渦巻きもわかります。
20:49、Canon EOS kiss X3、Canon EFS 55-250mm(250mm)、ISO 3200、f5.0、120秒露出、トリミング、赤道儀 MusicBox EQ

Img_9968_m108_m97

更にひしゃく部分のβ星の右側にはM108、更にその右側にM97(ふくろう星雲)が見えます。ふくろう星雲のブルーの色が、なんともいえないくらい神秘的です。
20:59、Canon EOS kiss X3、Canon EFS 55-250mm(194mm)、ISO 3200、f5.0、165秒露出、トリミング、赤道儀 MusicBox EQ

これらの銀河は私たちの銀河系のはるかかなたで、とても肉眼で見えるものではなく、写真を撮って家に帰ってパソコンで見て、初めて写っているのがわかるくらいの小ささです。それに、カメラの普通のレンズで撮影していますので、本格的望遠鏡で撮影した写真と比べると、しょぼいものです。

Img_9974_orion

西の空には山に沈むオリオン座、左端はおおいぬ座シリウス、右端はプレアデス星団(すばる)です。
21:18、Canon EOS kiss X3、Canon EFS 18-55mm(18mm)、ISO 3200、f3.5、61秒露出、トリミング、赤道儀 MusicBox EQ

Img_9973_gemini

そしてそのオリオン座の上に輝くふたご座。かに座のプレセペ星団が左上に見えます。右下がぎょしゃ座のカペラ。このあたりは天の川なので、星がぎっしりです。
21:15、Canon EOS kiss X3、Canon EFS 18-55mm(18mm)、ISO 3200、f3.5、92秒露出、トリミング、赤道儀 MusicBox EQ

このオルゴール赤道儀、やはりレンズの焦点距離が200mmを超えるとちょっとブレが目立ちます。

次回はおとめ座あたりの銀河を狙ってみたいものです。

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コメント

まるでプラネタリウムの世界ですね。
ちっちゃな星から‥大きな星まで凄い数なんですね!
私達が肉眼で見ている星ってその中のほんの一つまみなんでしょうね‥!

  先の火曜日確かに雲ひとつなく 絶好の天文観察日和
それに月光にも邪魔されないというのですから
星子さんに会いたくなる気持ち分かります(o^-^o)
 ふくろう銀河って 神秘的なブルーですね 
解説を見に行って 眺めていると本当にふくろうの顔に見えてきます
不思議。。

>ふくちゃん

肉眼ではこれほどたくさんの星は見えないのですが、写真撮影で見ると本当にたくさんの星で、なんか地球ってちっぽけに思えてきます。

>カンコさん

ふくろう銀河、なんでこんな神秘的な色で光っているのか、不思議ですね。

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