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2011年8月 6日 (土)

夏休み感想文を書いてみよう

先日、安寿キャンドルイルミネーションを見てから、安寿と厨子王の物語が気になり、図書館で「山椒大夫」を借りてきました。この本、図書館中を探し回りましたが、結局子供たちの本のコーナーにおいてありました。やはり子供向けの読み物なのでしょうか。

Dscf0899いやいや、文体は明治から大正にかけてのもので、特に所有を意味する助詞の「の」が当時の「が」になっていたり、言い回しが古かったりと、今の子供たちには読みにくいものと思います。私にもわからない言葉がしょっちゅう出てきて、単語解説のページを参照しながら読み進めます。

山椒大夫、昔はこのような人買いが実際にあったのかもわかりません。私も子供の頃、夜遅くまで遊んでいると「子取りにさらわれるで」と近所の人から注意されたものです。

それにしてもわからないのが、山椒大夫の屋敷を厨子王と共に脱走した安寿が、なぜ厨子王といっしょに逃げず入水してしまったのか。この本に中学生の感想文も掲載されていましたが、その子も同じ感想を持っていたようで、その感想に対して先生が「極限に置かれたら人間そのような発想も起こるものです。そのような背景も読み取りましょう。」と書かれていましたが、やはりわかりません。

それより感銘を受けたのは「高瀬舟」。島流しの刑を受ける罪人の話ですが、人間の幸・不幸とはなんなのかを考えさせられます。いろんな意味で、ぜひ今のこの時代に読んでみたい作品です。

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