ラジヲの音大江の谷にこだまする
舞鶴のお隣、福知山の大江に「ラジオ博物館」と言うものができた、との報道がかなり前にあり、気にはなっていたもののなかなか行けずでしたが、先日ようやく訪れることができました。[京都新聞の記事]
福知山と言っても舞鶴との境、大江の府道9号線沿いにあります。隣は小学校。元建設会社の建物らしい。
入ってまず目につくのが中継用のラジオ受信機と送信機。
その隣にはトリオの受信機"9R-4J"。小学生のころ読んだ「子供の科学」に載っていたこれによく似た受信機の制作記事が、無線に興味を持つきっかけでもありました。
これはアマチュア無線用の送信機でしょうか。後ろの白い電球はたぶんダミーロード(擬似負荷)。電球をダミーに使っていたことは「うわさ」には聞いていましたが、実物を見たのは初めてです。
奥に入ると昭和の茶の間が再現されています。星一徹が座っていそうな雰囲気です。
電気を使わない蓄音機。ゼンマイ式。今はやりの最先端の「エコ」です。消費電力「ゼロ」。ノイズが多いですが、まるで目の前で演奏しているようです。
拡大。こんなんが一台ほしい。
これは外国製かと思ったが国産ですって。
これはなつかしい並三ラジオ。再生検波式の教材ラジオで中学生のころ作ったような記憶が。科学教材社のキットだったと思います。
こちらは木製キャビネットのラジオのコーナー。
こちらはプラスチック製キャビネットのラジオがずらり。他にもトランジスタラジオのコーナーもありました。
これは素晴らしい。円筒形レコードの蓄音機。エジソン・スタンダード・フォノグラフと書かれています。エジソンが発明したレコードは円筒形でした。
このメカニズム。今の大量生産の時代には、もうこんなものは作れないかも。
蓄音機からは音が出ていましたが、その他のラジオは電源が入れられていなくて、「静かな」ラジオ博物館でした。せっかく音が出るラジオ博物館なのだから、もう少しにぎやかな方がお客さんも多くなると思いました。ただ、この場所、谷なので、ラジオの電波が届きにくい場所かも分かりません。
« マキノ町メタセコイアはちと滑る | トップページ | 月食に天も我らに味方した »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- ああ、修学旅行(2022.07.04)
- ラジオ・キーウ(2022.05.01)
- ヨコハマはやっぱりオサレ(2021.12.16)
- 草原でワンワン鳴いた大ネズミ(2019.12.11)
- 晩秋のイチョウ色づく西郷さん(2019.12.07)
コメント