蓄音機グレンミラーが良く似合う
【6月3日(日)】
普段は真空管アンプで音楽を聴いていますが、この日、京丹後市の大宮町で蓄音機のコンサートが開かれるとのことで、ちょっと聴きに行ってみました。
会場は大宮町の「旧口大野村役場庁舎」。昭和4年築だそうです。
では会場に入りましょう。中にはたくさんの蓄音機、真空管ラジオなどが展示されていました。
コンサートはこのエジソンの蝋管式蓄音機から始まりました。この方がこれらの蓄音機を所有されている橋本さんです。
蓄音機そのものもそうですが、これにかけるレコード(円筒形)をどうやって見つけられたのかが不思議です。かなり古いもので雑音まみれでしたが、意外と大きな音が出てきます。
つづいて日本製、国産第一号の蓄音機。レコードも円盤になります。この橋本さんの説明も造詣が深くなかなか素晴らしいものでした。
最後にイギリス・グラモフォンの蓄音機。これには正直驚かされました。すごい大音量なのです。橋本さんによると、蓄音機はボリュームがないので針で音量調整をするとのこと。音量の小さい針で演奏されたのですが、広い洋館にグレンミラーが鳴り響きました。電気なしでよくこんなに大きな音が出るものです。当時の人の英知を感じられました。
イギリスの上流階級のお屋敷では、この蓄音機で毎夜ダンスパーティーが開かれていたらしいです。
音域は広くないのですが、まるで目の前で演奏しているような臨場感、生々しさが印象的です。
休憩をはさみ、後半は日本の曲が主にかけられましたが、わたしはやはり前半にかけられたグレンミラーが最高でした。
約二時間、懐かしい音の演奏会はあっという間に終わってしまいました。また、開催してもらいたいものです。
ところで部屋にはこのようなものが。これも橋本さんのコレクションかと思ったのですが、これはこの建物備え付けの電話でした。かけ方がわからん。
これもこの建物備え付けの金庫。この建物、昭和50年代は京都銀行の支店として使われていたそうです。
[京都新聞記事]
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記事が新聞に載ってましたよ
わんこのマーク 懐かしい~ 久しぶりに見ました
その昔の電話 母の実家にありました
黒いコード付きのを口に当てて 耳は本体のほうにくっつけて 話してたと思います
横についてるハンドルはなんだろう・・
投稿: いづみ | 2012年6月 6日 (水) 17時48分
<いづみさん
えー、この電話、現役であったのですか。
歳がバレてしまう。
横のハンドルは交換手を呼び出すものだと思います。
投稿: くわ | 2012年6月 9日 (土) 22時03分
こんにちわ
蓄音機コンサートへの御来場ありがとうございました、
こんなこと、初めて行いましたので、主催者も
おっかなびっくりでした
またいずれ第二回をやりたいと思っています
投稿: 橋本 | 2012年7月 6日 (金) 22時32分
>橋本様
ご本人からのコメント恐縮します。
とても素晴らしいコンサートでした。
また、ぜひおうかがいしますのでよろしくお願いします。
投稿: くわ | 2012年7月 7日 (土) 08時56分