月明かり頼って綾部の天文台
昨日は久々の快晴でした。月が満月に近く、30日が中秋の名月らしいですが、台風の影響がありそうだったので、急きょ昨日、前から気になっていた隣町の綾部にある「天文館パオ」へ月見に行ってみました。
ひとり200円(身障者と介助者は半額)を支払い中に入ります。お客さんは私たちだけ。早速望遠鏡へ案内してもらいます。
まずは秋の天体、アンドロメダ銀河に向けてもらいました。が、月明かりとこの望遠鏡にしてはアンドロメダ銀河は大きすぎ、写真で見るようなものとは程遠いものでした。
次に月。接岸レンズにカメラをくっつけて撮影。いわゆるコリメート撮影。他にお客さんがおられる時は撮影はダメとのことでした。
肉眼で見ると目が眩むくらい眩しいものでした。これぐらいの口径の望遠鏡で月は明るすぎ、大きすぎる対象のようです。昨日は月例12.0でしたが、半月ならもっとクレーターがよく見え、感激するそうです。
その後、海王星、天王星も見せてもらいましたが、点にしか見えません。
最後にこと座の環状星雲を見せてもらいました。色はこの写真のようにはっきりしませんでしたが、形、大きさはこの写真どおりでした。月明かりのない時ならもっとはっきり見えたことでしょう。それに赤道儀の性能がすばらしく、星をじっと見ていても全く動きません。オルゴール赤道儀とは大違いです。
この天文台、綾部のほぼ町中にあり、月明かりが無くてもパチンコ屋の強力光害の影響を強く受けそうでした。
せっかくこのような立派な望遠鏡がありながら、この日のように月がきれいな時でもお客さんは私たちだけ。それになんとなくパラダイス化しています。もったいない。
市の条例で光害規制をかけるなどして、きれいな夜空を戻せばもっとお客さんが増え、天文少年や宙ガールが育っていくのではないかと思いました。
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