【9月22日(月)】
レ・ミゼラブルと並ぶミュージカルの大作、ミス・サイゴンの上演が博多座で始まりました。9月22日から9月28日までの短期間の上演。一か月以上も前にインターネットで予約して見に行って(聴きに行って)きました。
東京や大阪で公演され福岡にやってきました。
公演場所の博多座は福岡一の繁華街、天神の近く。天神から博多座の途中、ビルの谷間にひっそり控える水鏡天満宮。

こちらはネオンが灯る前の中州。
レトロな味のある映画館。
やってきました、博多座。すごく大きい劇場です。客席は三階席までありました。

自動券売機で「あっ」と言う間に発券。
開園一時間前の17時に入場。
劇場の中はまるで豪華客船のような造り。
この公演、本来はあの市村正親さんがエンジニア役をやるはずだったのですが、筧利夫さんが代役になりました。この日の公演は駒田一さん、どんな人でしょうか。
公演は18時から始まり、途中30分の休憩をはさんで21時まで続きました。
終演と同時にバスであわてて博多駅へ。
北九州まではなんとリッチに新幹線で帰ります。博多駅を出て、20分弱で小倉駅着。ビールを飲む暇もありません。
ミス・サイゴン、あのレ・ミゼラブルを作ったキャメロン・マッキントッシュの作で名曲ぞろいですが、日本では東宝の公演なので劇団四季よりは歌唱力は落ちるのかな・・・とあまり期待はしていませんでしたが・・・いやはや、すばらしい公演でキムの透き通るような歌声、劇場を震わすくらいの迫力がある合唱曲。ヘリが飛び回り、劇場全体が戦場かと思わせるような演出。そして、切なくて悲しくてやるせない物語、襲撃のラスト、どれを取っても最高のものでした。
題名からわかるようにこのミュージカルはベトナム戦争にまつわるものですが、戦争の悲劇、不毛さをいやというほど物語っているものでした。かつて敵として戦っていたアメリカのアニメが、今では当たり前のようにテレビで流れ、コカコーラも当たり前のように飲めるベトナム。共産主義でありながら今は実質アメリカのような資本主義国家のように経済が発展してきたベトナム。あの戦争は一体何のためだったのでしょうか。
ところで、このミュージカルを見終わった後、ホーチミンをバックにした行進曲風のコーラス、駒田さんが熱唱したアメリカンドリームが頭の中をグルグル回って離れません。これはもしかしてミュージカル病にまたかかってしまったかもわかりません。だれか助けて!
[ミス・サイゴン・ホームページ]
[ベトナム旅行記]
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