真空管ほのかな灯りと青光
先日ノーベル賞の物理学賞が青色発光ダイオードを開発した日本人に決定したとのニュースで日本中は大騒ぎです。
青色発光ダイオードは各家庭にもテレビやLED電球、そして今ご覧になっているパソコンやスマホのディスプレイに応用されていて、空気のような存在になってしまっています。
くわの巣ではよく見ると、一つだけ青色発光ダイオードが輝く製品がありました。それは・・・
ジャーン! 自作真空管アンプのパイロットランプに使われていました。ローテクとハイテクのコラボです。
夏場は発熱量が少ないこのアンプを常用していますが、たかだか4Wほどの出力しかありませんが、見かけによらず重厚でかつ繊細な再生音を聞かせてくれます。
たぶん話題になっている日亜化学の高輝度LEDだったと思います。大阪の日本橋で買いました。高輝度で眩しすぎるので減光カバーをつけていますが、それでも眩しいくらいです。
真空管はビーム出力菅の6V6GT。東芝製です。隣の電圧増幅管も東芝の12AT7。かつての電子立国ニッポンの製品です。
青い光であろうが、赤い光であろうが、光は電磁波の一種です。電磁波とはつまり「電波」。ラジオやテレビ、携帯電話の通信になくてはならないものですが、電気を帯びたツブツブ(具体的には電子)を揺り動かすと電波が発生します。そう、あなたの体も36.5度という体温があるため、体の分子の電子が揺り動かされ赤外線という電波を発しています。
この電子の存在がわかったのがこの真空管から。この電子の発見から電子工学が一気に発展し、トランジスタや発光ダイオードが開発されました。
以前から青色発光ダイオードはノーベル賞の候補として挙がっていましたが、開発されてから数十年たってからの受賞です。
ところで私が発明した「ハムスターの自動餌やり器」、発明してから12年経ちましたが、まだ受賞の栄冠に至っていません。来年こそは・・・と今から受賞スピーチの原稿案を練っています。
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