韓国旅行記2016 4日目 (板門店編)
さて、例の韓国のゴタゴタ、アメリカ大統領選挙のおかげですっかり鳴りを潜めてしまったので韓国旅行記を再開しましょう。
【2016年9月27日(火)】
韓国に行こうと決めてからぜひ行ってみたいところがありました。北朝鮮と接している板門店です。
韓国は現在終戦ではなく休戦状態。ここはテレビのニュースなどで何度か見たことがありますが、おそらく世界で唯一のDMZ(非武装地帯)があり、休戦中の北朝鮮と対峙しているところです。そんな恐ろしいところに観光ツアーで行くことができます。事前にインターネットで予約、そして9月27日に行ってきました。
ツアー会社は板門店トラベルセンター。ホームページを持っていますがホームページからではなぜか予約できず、メールの平文(英語)でやり取りし予約しました。
ツアーバスは一台ですが、これに日本語と英語ツアーが混乗し、英語ガイド、日本語ガイドが時間差でそれぞれ案内します。
このバスにはツアー客、ガイド、運転手以外にもう一人乗っています。脱北者です。この板門店トラベルセンターのツアーは脱北者から北朝鮮の様子や脱北の状況などを本人から直接聞くことができます。
ツアーは9:30に出発。一時間ほどで北朝鮮が見える烏頭山(オドサン)展望台に到着しますが、雨で視界が悪くあまりよく見えませんでした。なんとなくぽやーと写っているのはハリボテの高級マンション。人が住んでいる気配がないとのことです。
次にやってきたのはイムジン川にかかる自由の橋。この右にもともと鉄橋があったのですが、北朝鮮に爆破され、現在は左に新しい鉄道橋がかかっています。対岸はまだ韓国ですが一般人は自由に出入りできません。
DMZ外でも川沿いには有刺鉄線と監視塔が随所に見られました。
バスはいくつかの検問所を抜け、パスポートチェックを受けたのち・・・やってきました板門店。それにしてもなんなんだ、このピーンと張り詰めた緊張感。静かです。音が全くしません。鳥の鳴き声さえ聞こえません。微動だにしない警備兵。
これは北朝鮮側。よく見ると人民軍兵士が一人立っています。監視カメラも三台。
次に青い本会議場に入ります。この国連旗が南北の境界線を示しており、左側が韓国、右が北朝鮮になります。この建物内では写真は自由に撮影できます。
こちらは北朝鮮側に入ったことになります。ちなみに警備している兵士は国連軍兵士。実際は韓国軍の兵士です。
で私たちも記念撮影。中にはピースサインで写真を撮っている外国人がいましたがとてもそんな気にはなりませんでした。
ここにいたのは20分くらいだったでしょうか。人生最大の経験をさせてもらいました。
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