最終日ホキ美術館名品展
テレビで連日コマーシャルが流れていた「ホキ美術館名品展」へ行ってきました。
場所は佐賀市の県立美術館。身障者と介助者はなんとタダで入れます。
ホキ美術館、変わった名前の美術館ですが、漢字で書くと「保木」という方が設立した写実絵画を展示する美術館だそうです。
千葉市に2010年に開館、私が千葉市民だったころ何度か足を運んだ昭和の森の近くなんですね。JRの駅でいうと土気駅、千葉駅から30分程度房総半島の中に入った、かなり緑に囲まれたところですが、東京に出るにも便利なところで、真剣にここの建売住宅を買おうかと思ったところです。(当時はこんな美術館は無かった)
写実絵画とは文字通り写真のように緻密でリアルな絵で、人の腕の血管やしわなどが忠実に書かれていて、写真でも表現できないくらいのリアルさでした。だいいち、写真でこんなに大きなカンバスにプリントはできないでしょう。
上の写真は唯一写真撮影が許可されていた、石黒賢一郎氏の「SHAFT TOWER(赤平)」という作品です。
どの作品も生々しい絵でしたが、「写真のような絵」という一線は越えられず、私が以前観たルーブル美術館展の「大工聖ヨゼフ」のヨゼフが息子であるキリストを見つめる視線の生々しさを表現した作品を超えるものは、残念ながらありませんでした。あの絵は一体何だったんだろうか、もう一度実物を観てみたいものです。(ルーブル美術館の公式ページの作品紹介の写真ではあの視線は全くわからない。)
この美術展、残念ながら訪れた5月14日で終わっています。
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