筑後川赤い鉄橋たそがれて
三重津海軍跡地から少し上流に上ってみましょう。
この辺りには漁船らしきものがたくさん係留されています。浅そうですが、江戸時代の頃はもう少し深かったのかもわかりません。
ここまで来ると川の名は筑後川に変わります。普通は川下に行くと川が合流していきますが、この辺りは三角州で川が分離していきます。筑後川はここで分離し、三重津海軍跡地の前を流れる川は早津江川と呼ばれます。
筑後川方向に雲仙普賢岳が遠くに見えます。
更に上流に行くと、真っ赤な鉄橋が見えてきました。
筑後川昇開橋です。かつて佐賀駅と福岡県みやま市の駅を結んでいた旧国鉄佐賀線が走っていた鉄橋で、船が通るたびに線路を上げ下げしていたそうです。
このとき、直前まで橋が完全に下まで降りて渡れていたようですが、その後、橋が半分くらいまで上がっています。
かつては走っていた鉄道は廃線になり、今では歩道専用の鉄橋になっていました。橋のたもとは鉄道公園のようになっています。
かつては蒸気機関車も走っていたのでしょう。
橋が上がってしまいましたが、下がっていると向こうの福岡県側まで歩いて渡れます。ただ、時間になったら橋が上がってしまい帰れなくなってしまうので、時間の確認を忘れずに。
さっきに比べてだいぶ橋が上がりました。この上流側にも船が係留されていたので、定期的に上げ下げする必要があるようです。
段々陽が西に傾いてきました。
ここはこのように橋の門の中を陽が沈んでいくので、何人かの方が来られていました。
陽が完全に沈み、黄昏の時を迎えるのでした。
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