年一度歴史民俗資料館(その2)
唐津歴史民俗資料館、特別公開の続きです。
二階へ上がりましょう。
階段の手すりの彫刻。なかなか手が込んでいます。
二階には古~い唐津の写真が展示されています。唐津周辺には石炭運搬のための線路が引かれていて、内陸の山本駅が拠点になっていたようです。福岡からの線路の終点は東唐津駅、しかもその駅は今の場所ではなく、虹ノ松原の西の端の、今のロイヤルホテル付近だったそうです。
どおりで山本駅の敷地が広く、ポイントが駅の規模にしては多いはずです。ロイヤルホテル付近も昔の商店街の面影が残っていたりで、当時は繁栄していたのでしょう。
この奥の部屋は会計の人たちがいたそうで、この窓口で従業員に給料が支払われていたそうです。
ここが会計の間。一部天井が破損していました。
会計の間の窓からは唐津港がよく見えます。ここから石炭の積み出しを確認していたのでしょう。
太陽の光が差し込み、暖房なしでも暖かい。
外回りを回ってみましょう。
明治の人たちはこの洋風建築をどのような思いで見ていたのでしょうか。
当時の人たちがヨーロッパへ行って建築技術を取り入れたのでしょう。
トイレから渡り廊下もそのまま残されていました。イギリスのように石造りだったら100年以上も現役の建物でいられるのですが、木造建築はやはり保存が難しいようです。
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