ミュージカル・ノートルダムの鐘
このブログでは記事にしませんでしたが、先月の9月、フランスへ旅行に行ってました。
そんなフランス旅行の余韻が残る中、名古屋でミュージカル「ノートルダムの鐘」が上演されているとのことで、いそいそと出かけてきました。
こちらがノートルダムの鐘のチラシ。劇団四季の公演です。
で10月のとある日、やってきました名古屋四季劇場。JR名古屋駅から徒歩10分程度です。
入場は開演30分前。
今回はパンフレットは買わず。
お土産品店も物色しますが何も買わず。
何故かクマちゃんが鎮座しています。
本日のキャストです。実力主義の劇団四季、ちゃらちゃらした名前だけの人はいません。
で、肝心のミュージカルですが、ノートルダム大聖堂のステンドグラス「バラ窓」、そして周囲に立つ石像が最初から最後まで舞台にあり、物語が進行しても背景が変わらない斬新な舞台設定でした。
そして、知らなかったのですが「ノートルダムの鐘」ってディズニーのミュージカルで、聞き覚えがある曲が何曲かありました。
流石実力主義の劇団四季、第一幕前半で流れるエスメラルダのアリア「ゴッド・ヘルプ」が秀逸でした。まだ物語が始まったばかりなのに、後ろのおばちゃん、すすり泣きしてしまってます。コンサートなんかで咳やくしゃみはとても気になりますが、すすり泣きは演奏と一体感がある感じがして、不思議と気になりません。人を泣かすくらいの、それくらい素晴らしい歌声でした。
ただ、惜しかったのは演奏がナマではなく録音、そして空調の音がやや気になったところです。ロンドンのミュージカルはもちろん生演奏で、劇場が重厚な石造りのためか空調の音などは全くしませんでした。
ノートルダムの鐘は本を読んだこともなく、映画を見たこともなく、予備知識も何もありませんでした。物語は混迷を深めますが、ディズニー映画によくある美女と野獣のように最後はハッピーエンドになるのかと思っていたら、ヴィクトル・ユゴーさん、許してくれません。どうしょうもないくらい悲しく、切なく、やるせない話です。
ラストでも後ろのおばちゃんのすすり泣き。その後のカーテンコールではスタンディングオベーションでした。もう一度聴きに行きたいミュージカルです。
パリでは当然ノートルダム大聖堂へは行きましたが、残念ながらカジモドが暮らしていた塔の上には行けませんでした。カジモドが見ていた景色はどんなんだったのか、塔上にいるガーゴイルたちはどんな顔をしているのか、もう一度パリに行きたくなってきました。
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